
貯金が充分貯まったので投資したいのですが、「どこに」「いくら」投資するのがオススメ?
こんな疑問に答えます
本日は貯金と投資の比率についての話ですが、絶対の正解はありませんし、人によって異なる場合もあります。
※この動画は特定の投資や商品を推奨していません。正解ではないので一意見として参考材料にしていただけたらと思います。
自己紹介


そもそも貯金と投資の役割
貯蓄とは、お金を蓄えること
貯金とは、郵貯に預けること
貯蓄・貯金ができなくては投資をすることはできない
現金を貯金しておくことは元本保証がされているので、大きなメリット。
一方で「投資」は、長期で資金を投入して資産拡大を狙うことですが、元本保証は無いので元本割れする可能性もあります。
投資は元本の保証がされない代わりに資産が大きく増える可能性があるので、僕もリスク範囲内で投資をしています。
銀行預金では金利がほとんど付きませんが、投資では年間利回り3〜7%が見込めるので、長期間投資を続けることで資産は大きく増えることが見込める…
そのため「インフレ対策」「資産拡大」「老後資金」にも投資は大きな効果があるでしょう
投資先は「株式」「投資信託」「債権」などです



貯金も投資も日本国民全員がしなくてはいけないものではありません
人によります
既に一生遊んで暮らせるくらいお金持ちの人は貯金も投資もする必要ないかも知れませんね
貯金と投資の目安


貯金の目安は生活費の「0.5〜2年分」
この貯金の金額目安は人によって異なるので、全ての人に一律で適用されるものではありません。
「独身」「既婚」「子供の有無」「サラリーマン」「公務員」「自営業者」など、立場が違えば取れるリスクも違うのであくまで目安です。
貯金することで支出が減るというメリットもあり、例えば
貯金がない人は万が一の際に困るので保険に入るべきですが、
一定のお金があれば万が一の際には自分の貯金でまかなえるので医療保険などの保険が不要になります。
貯金をすることで保険費用が不要になり、節約も更に加速するので貯金をすることはそれだけで大きな効果があります。



僕は生活費の5年分を現金保有しています
貯金と投資のオススメ比率はカウチポテトポートフォリオ


カウチポテトポートフォリオ
株式50%:現金または債権50%
「カウチポテトポートフォリオ」とは、「カウチソファーでのんびりポテト」を食べながらダラダラ過ごすようなズボラな人にオススメの資産運用方法。
まさに僕を含めた怠け者にこそオススメの投資手法です。
株式と現金または債権を50%:50%で保有するので
1,000万円があったら、「500万円株式」+「500万円現金」の超単純なポートフォリオになり分かりやすいですよね。
カウチポテトポートフォリオは管理がラク


カウチポテトポートフォリオは管理がとてもラク
管理が簡単であることもカウチポテトポートフォリオの大きなメリット。
株式50%:現金(債権)50%持てば良いだけなので、管理がとてもラクです。
株式は「全世界株式」に連動する投資信託を一本買えばでOKで完全自動で組み替えてくれるからOK!
株式と現金のリバランスも年1〜2回でOKで、例えば
リバランス前 | リバランス後 |
---|---|
現金500万円 | 現金375万円 |
株式250万円 | 株式375万円 |
このように増えている現金から株式買うだけで、リバランス完了。
株式の暴落時に投資をすることで、景気上昇時に評価額が大幅に上がり資産拡大が期待できます。
逆に株式の評価額が上がりすぎた時は、株式を売却して現金を増やしましょう。
そうすることで上がっていた株式の利益を確定させて、次の投資機会に備えることができます。
様々な金融商品を持っていると管理が大変ですが、カウチポテトポートフォリオなら「株式と現金」を持つだけなので時間や手間をかけずラクに長く続けることができるでしょう。



カウチポテトポートフォリオは管理がとてもラク
カウチポテトポートフォリオは株式暴落時に強い


株価暴落時にカウチポテトポートフォリオは真の力を発揮する
「資産1,000万円」を持っていて、内訳が「現金200万円」「株式800万円」だとします。
この時に株式が50%下落したら、「現金200万円」「株式400万円」になるので総資産は600万円になり、元々持っていた1,000万円より40%下がっています。
一方でカウチポテトポートフォリオで「資産1,000万円」を持っていたら、内訳が「現金500万円」「株式500万円」になります。
この時に株式が50%下落したら、「現金500万円」「株式250万円」になるので総資産は750万円になり、元々持っていた1,000万円より25%下落まで抑えられています。
このように株式の保有比率によって「値下がり&値上がり」リスクが変わることが理解いただけたかと思います。
株価下落時に耐えれるように、なるべくリスクは少ないポートフォリオを組みましょう。
多くの人は株価の下落に耐えることができずに投資を辞めてしまうことで、失敗しています。
もともと長期投資をしていたはずなのに株価下落によって短期視点になってしまい、投資を辞めてしまう人が多いので株価下落に強いポートフォリオを組むことがオススメ。



投資は20年以上の超長期視点を持ち続けることが大事
カウチポテトポートフォリオは「GPIF」のポートフォリオを似ている


「GPIF」とは年金積立金管理運用独立行政法人のこと
「GPIF」は年金を管理運用している組織
「GPIF」は僕たちの年金を管理運用している組織なので社会的責任も大きく、絶対に失敗できないように安全性を重視して運用しています。
そんな「GPIF」とカウチポテトポートフォリオの資産配分はとても似ており、
GPIFのポートフォリオ
- 国内株式:25%
- 外国株式:25%
- 国内債券:25%
- 外国債券:25%
このようにGPIFのポートフォリオは「株式50%:債権50%」になっています。
GPIFもカウチポテトポートフォリオも本質的な考え方は同じであり、安心安全に運用することができます。



カウチポテトポートフォリオは「GPIF」のポートフォリオを似ている
カウチポテトポートフォリオのデメリット


カウチポテトポートフォリオのデメリットは、資金を持て余していること
現金を50%持っているということは、その50%の現金は投資をしていないので投資機会の損失になっていることは事実。
特に株式の上昇相場では少しでも多く買いたくなりますが、その買いたくなる衝動を抑えることができるのもカウチポテトポートフォリオのデメリットの裏返しになります。
過剰な株式への追加投資のブレーキになるので、より長期的に安心安全に運用することができるようになるでしょう。



投資は細く長く続けることが大事
現金を50%持つことで投資機会の損失になっていますが、暴落時に強く、長期的に安心安全に運用することができます
株式50%は何を買えば良いのか


カウチポテトポートフォリオで買う株式は「全世界株式」
全世界株式
- 楽天全世界株式インデックスファンド
- eMAXIM Slim 全世界株式(オールカントリー)
- ヴァンガードトータルストックETF(VT)
会社が違うので名前が違いますが、どれも中身はほぼ同じで「全世界株式」に連動するインデックス投資です。
「楽天証券」「SBI証券」などで投資を始めることができるので、まだの人は早速はじめてみましょう。



全世界株式を1本買うことで、世界中にまるごと投資できるので分散性や安全性が抜群!
まとめ:投資は細く長く続けることが最重要
本記事の内容
投資は短期間で成果を狙うものではなく、20〜30年といった長期間を見据えて取り組むもの。
カウチポテトポートフォリオはやや守り要素が強い投資手法なので刺激は少ないですが、その安定性は抜群です。
「GPIF」という僕らの年金を管理運用している組織も本質的には同様の考え方で投資をしていることからも、失敗しにくい投資手法なんですよね。



「全世界株式」へのインデックス投資を長期間継続することで安全性高く資産拡大を狙えます
カウチポテトポートフォリオは非常に手堅い手法なのでぜひ実践してみてください
株式50%:現金(債権)50%
株式は「全世界株式」です!
少しでも参考になったら嬉しいです