
節約貯金の鬼「くらまさん」はどうやって育ったの?
お金に強くなる子供の教育方針について、僕が育った家庭環境を実際にお話しします。
僕は節約貯金が趣味のサラリーマンですが、20代で1,000万以上資産を作ることに成功しました。
東京で月5万円ほどの格安生活費で生きているので、短期間で1,000万円もの貯金に成功したんです。
このような極端な生活をしているため、良くも悪くも僕の育った家庭環境・教育環境について教えてほしいというコメントをもらうので解説します。
親に聞いてきた「くらま家の教育方針」
大前提として「お金に強い子供」か「お金に弱い子供」であれば、お金に強い子供になってもらいたですよね。
そして幼少期の教育は子供の人格やお金の使い方に影響を及ぼすのでとても大事です。
お金に強い子供に育つことで、自立心が育ち他人から騙されることがなくなり、親としては安心することができるでしょう。
しかし、もしもお金に弱い子供になってしまった場合、自立できなくていつまでも親のお金に頼りっきり…。
親が老後資金を使って子供をいつまでも養っていかないといけないので、ずっと心配事が絶えません。
このようなお互いに不幸になる状態を避けるためにも、「お金に弱い子供」よりも「お金に強い子供」に育ってほしいと思っています。
教育に正解はありませんが、一つの事例として「僕のような極端な節約貯金人間を最終的に育成した両親の教育方針」についてお伝えします。
自己紹介


倹者の流儀「くらま家の両親の教育方法」:両親の背景
まずは僕が育ってきた家庭環境、両親の背景を説明します
まず両親の背景をお伝えすると、両親はどちらも高卒で共働きです。
両親は昭和生まれですが、当時にしては珍しく夫婦そろってどっちもフルタイムで働いてました。
当時は「専業主婦」「扶養範囲でアルバイト」の人が多いと思いますが、両親ともフルタイムで働いていましたね。
そのため僕は昔から「一人っ子」で「鍵っ子」だったので学校終わりは学童保育に行ったり、帰宅しても夜まで自分一人という生活が高校卒業までの日常でした。
僕はかなり極端な人間だと思いますが、そんな僕を形成したのは「両親の基本的に放任主義な考え方」。そして両親共通の教育方針の影響を受けています。
「母」「父」「二人共通」の三種類でお話します。



僕の人格に影響を与えた「母」「父」「二人共通」の教育方針をお話します
〜と同じ考え方をした
〜とは逆の考え方をした
など、「同意・反対」どちらの意味でも影響を受けています
くらま「母」の教育方針


元気で素直に育ってほしい。挨拶をして嘘をつかない子供に育ってほしい。
基本的に放任主義の母父でしたが、母は礼儀挨拶にはうるさかった記憶があります。
「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」「箸の持ち方」「言葉遣い」など、とても厳しかったですね。
僕は小学生2年生ころから柔道をやらされていましたが、柔道は礼儀を重んじるスポーツなのでやることを推奨していたのかなと思います。
元気に育てる環境整備のためか、「仕事」「家事」「育児」の3つを同時に器用にこなしていたので凄かったです。
一方で人のこと疑わない母なので、昔から色々な営業をかけられていました。笑
話を聞いても勉強しておらず知識もないので、保険の営業など色々やられていましたね。
「良く言えば人が良い」「悪いえば騙されやすい」
普段から笑顔を絶やさない素直で優しい母でした。
僕はそのような営業かけまくられる母親を見ていたためか…
「母の教育方針である素直な子に育ってほしい」とは真逆のひねくれた子供になったんです。
母の「明るい性格」「仕事家事育児」を器用にこなすのは尊敬していますが、相手を疑わない点や勉強せず話を鵜呑みにしてしまう点は良くないと思っていました。
その結果、素直とは真逆の物事を斜に構えるひねくれた子供になったんです。笑
母からも「あんたはひねくれている」と言われていました。笑
しかし母の「家事」「育児」「仕事」を器用にこなしていた点は尊敬していますし、僕も母のように全て自分できるようになりたいと思っています。
ものごとを鵜呑みにせず、自分で勉強し自分で判断することが重要



母の「明るい性格」「仕事家事育児」を器用にこなすのは尊敬していた
しかし相手を疑わない点や勉強せず話を鵜呑みにしてしまう点は良くないと思う
その結果、母の願いである「素直な子供」とは真逆の物事を斜に構えるひねくれた子供になった。笑
くらま「父」の教育方針


自分の家族に貧乏な思いはさせず、あとはのびのび育ってほしい
父は子供時代に僕の祖父が高年収だったにも関わらず家にお金を入れなかったことで貧乏だったそうです。
そのため自分の家族には絶対に貧乏な思いはさせない!と強く思い、稼ぐ努力は惜しまない背中で語る父でした。
どんなに疲れていても「資格の勉強」「仕事の成果」「転職」を繰り返して、自分の市場価値をどんどん高めていく半ブリーな人間でしたね。
出世したい!年収も欲しい!という感じで、今の若者とは真逆の人間でしょう。
そんな父だったので、家族に良い生活環境を整えたかったみたいで「マイホーム」「マイカー」などを買い揃えてくれました。
自分の市場価値を高める・ガンガン稼ぐ!というハンブリー精神
ガンガン稼いでガンガン使う父と、僕は真逆のタイプですが、自分の市場価値を高める・ガンガン稼ぐ!というハンブリー精神は尊敬しています。
父母の元で育ったことで「何でも自分でできるようになりたい」「お金がないなら時間を使って稼がなきゃいけない」と学びました。
僕も正社員をしつつアルバイトを掛け持ちしていた時期もありますが、そういったストイックさも親の影響があるのかもしれません。
おかげさまで、数百万円の借金も1年間で返すことができました。



父からは「自分の市場価値を高める・ガンガン稼ぐ!」というハンブリー精神を学んだ
くらま「両親」共通の教育方針


「母の教育方針」「父の教育方針」それぞれありつつも、両親が共通している教育方針も
個人的にはこの両親共通の教育方針が僕の人生にとても良い影響を与えていると思っているので、感謝しています。



「母の教育方針」
「父の教育方針」
「両親共通の教育方針」
これらがある
両親共通の教育方針①:基本放任主義だが、ダメなことは絶対にダメ!


ここぞ!という時は厳重注意される
基本的に放任主義の両親でしたが「タバコ」「ピアス」「バイク」「ギャンブル」「入れ墨」「酒」などにはとても厳しかったです。
大学生の頃に帰省時(20歳超えている)に、「タバコ始めたわ〜!」「ピアス開けるわ〜!」と言ったらガチギレされました。笑
20歳を超えているのに厳しいなと思ったこともありますが、社会的なルールを守ることや不良になりそうな行為を注意してくれたことには感謝しています。
父も母もタバコを吸っており、禁煙するのに苦労したことから子供にも吸わせて苦労させたくなかったのでしょう。
僕は「タバコ」「酒」「ピアス」「ギャンブル」「刺青」すべてしていないので、パッと見ると周りからお利口な人間に思われて得をします。笑
そしてこれらをしないことでお金も貯まりやすいので、やらない習慣を作ってくれた両親には感謝してもしきれません。
周りの人や友人に「タバコ」「ギャンブル」など誘われることもありましたが、全て断っています。
誘いを断り続けられていることも、両親のおかげでしょう。



放任主義の両親でも、ここぞという時は厳重に注意される
「酒」「タバコ」「ギャンブル」「刺青」など、社会的ルールから外れかねないことをしようとするとガチギレされた
これらをしないことによって金銭的にも社会的にも得するので両親に感謝!
両親共通の教育方針②:子供の決断・選択を尊重する


やりたいことを応援してくれる両親
僕の両親は高学歴でもエリート会社員でもありません。
そのため、僕にエリートになれ!といったプレッシャーは一切なく、「お前がやりたいことをやれ」と僕の選択を尊重してくれる教育方針でした。
習い事も強制されることはなく、僕が自らやりたいと言ったことにお金を出してくれる感じでしたね。
高校3年生で進路を決める際にも…
専門なら県内の公務員専門学校に行き警察官になる
大学進学なら地元を出て一都三県の経済学部に行く
- 県内なら学費も一人暮らしの費用も出してくれる。
- 県外なら学費は自分で出す必要がある。
このような選択肢でしたが、迷わず一都三県の大学に行くことにしました。
奨学金という名の学生ローンを組むことになりましたが、一都三県の大学に進学して良かったと思っています。
実はやりたいことがあり、大学卒業してしばらくは実家に戻りニート・フリーターでした
親に説明したら「やりたいことがあるなら夢を追いなさい」と応援してくれらので感謝しています。
奨学金や国民年金の費用を自分で支払う必要があるので、実家への生活費は入れなくても良いよと言ってくれました。
結果としては当時やりたかったことは芽が出ず、数年後に東京に出て正社員として就職することになります。
しかし、このように僕の選択を批判せずに尊重してくれるありがたい両親でした。



僕の選択を批判せずに尊重してくれるありがたい両親
両親共通の教育方針③:成果に対して報酬を出す


なんでも買い与えるのではなく、何かを成し遂げたら成果報酬として買ってもらえた
僕の家は「何でも買ってあげる」のではなく、「何かを達成したら買ってあげる」という成果報酬型の方針でした。
- 柔道大会で勝ったら、ゲームを買ってあげる
- マラソン大会で10番に入ったら、ご褒美
- テストで20番以内に入ったら、お小遣い増額
などなど「何かを達成したら報酬を出す」というパターンが多かったです。
僕は元々、勉強やスポーツが得意ではありませんでした。
カタカナが書けなくて、泣きながら居残り勉強させられていたような人間です。笑
基本的にスポーツも勉強も得意ではありませんでしたが、報酬が伴う場合は頑張れるタイプの人間でした。
何かを成し遂げることで報酬を得られる環境によって、勉強の楽しさやスポーツの勝ちパターンを知ることが一つの成功体験になったんです。
何でも買い与えてしまうと、頑張らない人間になる可能性があります
努力しなくても達成できる(買ってもらえる)なら、努力しない人間になってしますよね。
この「成果に対して報酬を支払う」という両親の教育方針は、今の僕の節約貯金生活にも活きています。
節約や貯金も、今我慢して買わないことでお金が貯まり、貯まったお金は資産運用によって将来に繋がります。
今を我慢する(成果)によって、より大きなお金になって返ってくる(報酬)ということを自然に続けることができるようになりました。
親の意図した方向ではないかも知れませんが、今の僕の生活にとても役立っています。
YouTube活動にも活きており、最初の収益が全く発生していない時であっても…
「成果(再生数)が出ていないのだから、報酬(収益)が出なくて当然」
このように考え、収益無し期間でも無理なくYouTube続けることができました。
多くの人は時間をかけた分だけお金(報酬)がほしいと考えると思いますが、この時給思考がないのも、両親の教育方針によるものでしょう。



「何でも買ってあげる」のではなく、「何かを達成したら買ってあげる」という成果報酬型の教育方針。
これにより「努力」「我慢」を覚え、現在の節約貯金生活や副業にも活きている
まとめ:幼少期の家庭環境は大切で、教育や環境によって人格形成される
本記事の内容
両親の良いところも、改善するべきことも、全てが僕を形成した重要なことです。
僕の選択を尊重し応援してくれた両親にはとても感謝していますし、成果に対して報酬を出してくれたことで努力する基礎がつきました。
子供に何でも買い与えるのではなく、何か成し遂げた報酬として与える。
そうすることで適切な努力ができるようになると実体験から思いましたし、僕も子供ができたらそのようにしたいと思います。
「努力できる子」と「努力ができない子」どっちに育ってほしいかは言うまでもありませんよね。
適切な努力をして、自分を律し、経済的にも精神的にも自立できるような子供になってくれたら、親としても安心して老後を迎えることができます。
もしかしたら、老後を迎えた僕たちを助けてくれる子供になってくれるかも知れません。笑
両親の元で育ったことで「我慢と努力」することを覚えました
これは副業だけでなく節約貯金生活でも同じで、1ヶ月節約頑張ったら成功報酬として自分にケーキを買ってあげる…など自分に対して飴と鞭を使いこなせるようになりました。
自分で自分を律して、適度に緩ますこの能力は生涯に渡って役に立つでしょう。
僕は決して成功者ではありませんが、一つの教育方法の参考になったら嬉しいです



僕の選択を尊重し応援してくれた両親にはとても感謝しています
「僕の選択を尊重」「成果に対して報酬を出す教育方針」してくれたことで、努力する基礎が付きました
少しでも参考になったら嬉しいです