
水商売で短期間で稼いで、2,000万円貯金して逃げ切れる?
こんな疑問に答えます
お金に関することを発信しているので、さまざまな境遇の人から相談をいただき、今回はキャバクラ嬢(キャバ嬢)関連の相談に回答します。
キャバクラ嬢・水商売・夜の仕事は給料が良いですが本当に「短期間で大金を稼いで」「貯める」ことができると思いますか?
キャバクラ嬢以外の僕たち一般サラリーマンにとっても、貯金の考え方に役立つ内容をお伝えしているので最後まで読んでもらえると嬉しいです。
自己紹介


水商売(夜職)に関して相談をもらいました
質問いただきました
貯金が全然ありません。やりたいこともないし働きたくもない…
スキルもないので、夜職(キャバ嬢など)で短期間で数千万円貯金して逃げ切るのはどうですか?
結論!そんな簡単にいかない
キャバ嬢などの夜職はたしかに高い給料がもらえるので、短期間で稼いで、数千万円貯金して逃げ切れるのでは?
このように考えるのも分かります。確かに給料は高いですが、それでも貯金しようと思ったら相当の覚悟と強い精神力が必要になるでしょう。
夜職で貯金をするのが難しい理由4選
今回は夜職の方に対しての記事ですが僕らサラリーマンにも同じことが言えるので、他人事だと思わずに最後まで読んでください。



給料の良い夜職に就いても、貯金することは難しい
貯金するには相当な忍耐・精神力が必要になる
夜職が貯金むずかしい理由①:金銭感覚がバグる


夜職は給料が高いので、若いうちにたくさん稼ぐことができる
そのまま貯金できれば良いが、生活レベルを上げたり過剰な贅沢を覚えてしまう
これは夜職だけでなくサラリーマンにも当てはまりますが、若いうちにたくさん稼ぐことで、その分を贅沢をしてしまう傾向にあります。
- 高額家賃の物件に引っ越し
- ブランド購入
- 夜の店に通う
- 外食が増える
- 不必要に奢る
などなど生活レベルを上げてしまい、過剰な贅沢をしてしまいます。
大前提として、若いうちにたくさん稼ぐことは素晴らしいことです。
収入の増加と共に貯金を続けることができれば、短期間で資産増加することも間違いありません。
貯金は「収入を上げて」「支出を減らした」その差額が貯金になるので、収入を増やすことは貯金において有効です。
しかし…
高い給料が故に、金銭感覚がバグり貯金できなくなることも…
同年代以上の給与を貰ったり、周りの環境も似たような高い給与の人になります。
収入が多いことによって「自分はすごい」という心が芽生えたり、周りの金銭感覚につられてしまうこともあるでしょう。
「自分は給料高くなっても節約貯金するぞ!」と思っていても、周りが金銭感覚荒い環境では自分を突き通すことは難しいです。
今までに「友人」「部活」「会社」で、本当は使いたくなかったけど付き合いで使ってしまったお金はありませんか?
・旅行
・飲み会
・イベント などなど
周りの環境に抗い続けるのは難しいので、高収入でも貯金ができるとは限りません。
お金の知識がない状態で高収入でも、貯金や投資を適切にできるかは別問題
収入が多いとどうしても贅沢を覚えてしまいます。
最初は接待などで自分のお金ではなかったとしても、それを繰り返すたびに高級店に行くことが当たり前になってしまい、自分のお金で行ってしまうこともあるでしょう。
プレゼントでブランド物をもらっているうちに、自分でもブランド物を買うことへの抵抗感やハードルが下がり、買い漁ってしまうかも知れません。
徐々に舌が肥え、身につける物のランクが上がると、今まで楽しめていたことでは満足できなくなります。
その結果として、お金をたくさん使ってしまい生活レベルが上がってしまうんです。
人間は欲望に弱いので、一度舌が肥えたり、良い生活をするとなかなか昔の暮らしに戻れません。
「パーキンソンの法則」という法則があり、これは「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」という理論があります。
要するにお金は意識しないと収入の分を全て支出してしまう、というコト。
人間は意識しないと、稼いだら稼いだ分を全て使ってしまうんです。
収入が多ければお金に余裕が出るわけではなく、意識的に残そうとしないとお金は残せないので貯金は簡単ではありません。
夜職は給料が高いですが、高い給料を得たコトで生活レベルが上がり、一度上がった生活レベルを維持するために夜職を続けないといけなくなります。
しかし夜職は歩合制なので、必ず高収入を維持できるわけではないのが難しい…。
夜職を学生時代だけのつもりで始めたけど、卒業後も一般就職しないで夜職に残り続ける人が多いのはそのためです。
一度生活レベルを上げて、贅沢を知ってしまうともう元に戻すことはできません。



夜職は給料が高いが故に、贅沢を覚え生活レベルを上げてしまう
贅沢をすると当然貯金は貯まらない
一度生活レベルを上げてしまうと元の生活に戻すことができず、夜職を辞めることができない
夜職が貯金むずかしい理由②:借金を背負う可能性がある


ペナルティ制度(罰金)によって、借金を背負う可能性がある
ペナルティ制度(罰金)は本来は雇用者に対して違法ですが、夜職でも一般企業でもあるところはあります。
- 遅刻欠勤の罰金
- ノルマ未達による罰金
- 上司の匙加減による罰金
などなど、人によっては働いてるのに借金を作っているなんてこともあります。
働いたお金が罰金によって相殺されるので貯金もできず、辞めることもできない負のループに入ってしまいます。
食器を割ったら罰金(自腹で補填)とかたまに聞きますが、何度も言いますがそれは違法です。
支払う必要ないお金なので、覚えておいてください。



ペナルティ制度(罰金)によって、借金を背負う可能性がある
給料が借金で相殺され、貯金もできず辞めることもできない
夜職が貯金むずかしい理由③:税金の未払い・確定申告していない


多くの人は税金をちゃんと払っていると思いますが、
税金を支払っていない人、確定申告のやり方が分からない人もいます
YouTubeでもキャバ嬢の方か夜職の税金の事について話していたり、夜職の人も多くはちゃんと税金を支払っていると思います。
しかし払っていない人がいるのも事実で、税金未納による追徴課税を受けた人もいます。
ネットニュースでも夜職の人が億単位の追徴課税をされた例が掲載されていました。
もらったお金は全てが自分のお金ではありません。
もらったお金から税金を支払い、最後に残ったお金が自分のものになります。
夜職は給料が手渡しで自分で確定申告をしないといけない場合が多いですが、残念ながらちゃんと申告していない人もいらっしゃいまます。
税金は納めないと追徴課税されるので要注意!
確定申告をしないで税金未払いの人は、おそらく国民年金も払っていない可能性があります。
国民年金を払っていない場合、当然老後に年金をもらえないので老後生活が困ってしまいますよね。
年金は止めていても手続きをすれば過去10年間分は後から支払えますが、それ以上は支払うことができません。
税金関係は支払わずに、ないがしろにしてしまうと後から大きな支払いを迫られます。
「借金」「リボ払い」などは自己破産で解決できるが、「税金」は自己破産しても取り立てられる



税金・年金を支払っていない、確定申告のやり方が分からない…
そうすると後から追徴課税されたり、老後に年金がもらえず困ってしまう
夜職が貯金むずかしい理由④:金融投資できない可能性がある


「税金を支払っていない」「確定申告していない」場合、個人の銀行口座や証券口座を持つことができない
(無いはずのお金が入っていると税金を支払っていないことがバレる為)
税金を支払っていなかったり、確定申告をしていないなど、何かしらのバレたくない理由がある場合、自分の銀行口座や証券口座を持つことができません。
持つことができないというより口座にお金を入れてしまうと、バレてしまうので口座にお金を入れることができないんです。
確定申告していないのに、大金が銀行口座に入っていたら不自然ですよね?
こうなると…
- 家を借りれない
- ローンを組めない
- 銀行口座・証券口座を持てない
- 現金だけを使う生活になる
お金を現金でしか保管できず使えないので、お金の使い道がブランド品を買ったり、不必要な贅沢品・娯楽に使うことしかできなくなります。
夜食の場合、給料は手渡しのことが多いので自分で確定申告していない場合、銀行口座や証券口座にお金を入れるとマイナンバーカードと連結しているのでバレてしまうことに…。
銀行口座や証券口座を使わなければ「積立NISA」「iDeCo」といった税制優遇制度も使えません。
クレジットカードも使えないなど、使うだけで得する制度を使えないというデメリットもあります。
納税をしていない人がなぜ羽振り良いかというと、現金しか使えず銀行に保管することもできないからです。
そうすると買う物が浪費や消費ばかりになり、資産を買うことができず、資産形成をすることができなくなってしまいます。



一部の夜職の人は税金を支払っていない場合がある
税金を支払っていないと、銀行口座や証券口座にお金を入れておくことができない
すると資産運用・金融投資をすることができず、資産を買いずらくなる
夜職が貯金むずかしい理由⑤:悪縁に繋がる可能性がある


人は環境によってマインドもお金の使い方も変わる
悪い人と関わると自分もそっちに引っ張られる
環境によってマインドもお金の使い方も変わります。変わってしまいます。
自分はちゃんとするぞ!と思っていても「朱に交われば赤くなる」という言葉があるように、良いことも悪いことも人は周りに影響されてしまいます。
夜職の人は収入が多いけれど…
- 収入が高いが故に贅沢をしてしまう
- 生活レベルを上げてしまう
- 納税・確定申告をしていない
- 銀行口座・証券口座を持ちにくく金融投資できない
※全員ではないのは分かっていますが、一般の人よりもこの傾向にあります
このようなことが起きてしまいます。
そして中にはグレーな仕事や、危険な仕事を始める人もいるので、自分に悪影響を与える可能性がある環境に自ら居続けるのは良くないと思います。



良いことも悪いことも人は周りに影響される
自分に悪影響を与える可能性がある場所に居続けるのは良くない
夜職を今も続けていて、誇りを持っている人へ


「時期」「金額」を決めて夜職をする
納税はちゃんと行い、銀行や証券会社を利用して資産運用をしていく
「時期」と「金額」を決める
- 〜〜まで続ける
- ○○円貯めるまで続ける
- △△を達成するまでは続ける
このようにあらかじめ夜職を続ける「時期」「金額」などを決めて、それを達成したらやめるのはどうでしょうか?
夜職は収入が高いのは事実ですし、お金を貯めたり目標のために一時的にするなら問題ないと思います。
しかし、稼いだお金は決して浪費せずに貯金するようにしてください。
あくまで「貯金」や「目標」のための達成の手段として、夜職をしていることを忘れないようにしましょう。
誠実に納税・確定申告する
これからの時代は全てマイナンバーカードと繋がっていきます。
国からは誰がどれくらいお金を持っているのか。どこから得ているのかお金の流れが全て分かるようになるでしょう。
欧州では既に確定申告は自動で行われていますし、日本や世界でもこの流れは止まらないでしょう。
自動化した方が税務の仕事が減りますし、税金を取りっぱぐれず国にとってメリットが大きいので。
夜職をしていて給料が手渡しでも、誠実に納税をするようにしましょう。
納税をちゃんとしていたら、銀行口座や証券口座にお金が入っていても何の問題もありません、「積立NISA」「iDeCo」などの税制優遇制度もフル活用できます。



「時期」「金額」を決めて夜職をする
納税はちゃんと行い、銀行や証券会社を利用して資産運用をしていく
まとめ:夜職は給料は高いが他の要因で貯金が難しい。やるなら期間を定めて
本記事の内容
夜職の人は収入が高いことは事実ですが、今回お話しした理由から貯金が難しい仕事でもあります。
しかし周りに流されず、しっかりとマネーリテラシーを持っている状態で働くなら、短期間で貯金を急増させることも可能!
そのため夜職をするなら、覚悟・目的を持って働いてください。
個人事業主の扱いなら経費も控除もあるのでフル活用しましょう。
「節税」「経費」「控除」などをしっかり勉強すれば、手取りを増やすこともできます。
収入が不安定で、将来が不安にならないように今のうちから貯金してくださいね。
余談ですが、最近「東京貧困女子」という本を読みました。
この本では
- ずっとギリギリの生活で
- 何も贅沢をしていないのに貯金すらなく
- 年齢ばかり重ねてしまい
- これから私は一体どうすれば良いのか?
といった内容のことが書かれていました。
貧困は「経済的な貧しさ」「病気」「希薄な人間関係」「知識不足」など、ネガティブな要素が重なって深刻さが増していきます。
東京は特に家賃が高く、地域の縁が薄いので貧困に陥りやすいです。
貧困になったことで、夜職を始める人も増えているので、他人事ではありません。
かなり身近なところまで迫っています。
夜職は収入を増やすことは間違いありませんが、一方でトラブルや金銭感覚がバグることにも繋がるので自分を強く持つようにしましょう。
あらかじめ「期間」「金額」を決めて、それを達成するための手段と割り切るのが良いです。



夜職は収入が高いのは間違いない
しかし金銭感覚の欠如や、税務知識不足によって困る可能性がある
夜職をするなら自分を強く持って、期間を決めて行うことが大事
少しでも参考になったら嬉しいです