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      iDeCo(イデコ)はやらないほうが良い?批判を踏まえてもやるべき5つの理由

      iDeCo(イデコ)はやらないほうがいい?批判を踏まえてもやるべき5つの理由
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      くらま

      iDeCoってデメリット多いんでしょ?

      一部からこのような疑問を聞きますが、大きな勘違いをしている可能性があります。

      僕は「積立NISA」「iDeCo」などの、国が推奨している税制優遇投資を推奨していますし実際に行っています。

      「積立NISA」は良い評判を聞くことが多いですが、「iDeCo」はインターネットなどで一部否定的な意見を見かけることがありますよね。

      「iDeCo」に対して誤解・勘違いをしている人が多いので、今回はその誤解を解いていきます。

      デメリットに注目してやらない人が多いですがiDeCoは超強力な投資制度で、トータル資産形成にはメリット制度だと考えているので、一緒に確認していきましょう。

      iDeCoをオススメする理由と、よく勘違いされる5つの点を解説してきます

      自己紹介

      目次

      iDeCo加入者の僕がiDeCoをオススメしている理由

      iDeCoとは自分で作る年金制度

      税制優遇もあり、長期投資に最適かつ老後資金形成のために役立つ投資制度

      立場によって違う年金

      会社員 :国民年金+厚生年金
      自営業者:国民年金

      会社員と自営業者では、加入している年金が異なります。基本的に厚生年金を加入している僕たちサラリーマン会社員は、自営業者の人よりも多くの年金をもらうことができます。

      年金は「会社員」か「自営業者」かによって違い、会社員同士でも年収によって掛け金が異なるのでもらえる金額に差が出ます。

      その差を埋めるために用意された制度が「iDeCo(確定拠出年金)」。

      iDeCoによって年金が最大3段階になる

      会社員 :国民年金+厚生年金+iDeCo
      自営業者:国民年金+iDeCo

      元々あった年金制度に”任意で”新しく追加するのがiDeCoによる私的年金です。

      iDeCoは一度始めると60歳まで引き出すことができず、

      毎月最低5,000円以上の掛金を拠出する必要があるので、資金拘束が強い

      1. 60歳まで引き出せない
      2. 毎月5,000円以上を60歳になるまで拠出し続けないといけない

      このように一度始めると大きな資金拘束がされることからiDeCoに対して苦手意識を持っている人もいますが、その分の節税メリットは凄まじいです。

      • 入口部分
        • 全額所得控除
      • 運用時部分
        • 非課税
      • 出口部分
        • 退職所得控除適用によって大幅節税

      このように節税メリットが大きいiDeCoですが、2020年10月時点で加入者は2.6%と加入者が低い状況…。

      本当にもったいない!僕が実際にiDeCoをなぜ行っているか解説していくとともに、よくある勘違いを解消していきます。

      くらま

      iDeCoは一度始めると60歳まで引き出せず、毎月最低5,000円以上投資を続けないといけない

      資金拘束が強い代わりに、老後資金形成の大きな武器になる!

      勘違い①:節税になっても元本割れして儲かる保証がない?

      iDeCoは投資の一種なので、元本割れする商品も当然ある

      しかし「元本保証型の定期預金」「債権」「金」などの安全に運用することも可能

      iDeCo口座の中で様々な投資商品を購入して運用するので、評価額が上がることも下がることもあります。

      投資商品で有名なのは「全世界へのインデックスファンド」ですが、これは株式投資の一種なので当然絶対に儲かるという保証はありません。

      しかしiDeCoの良いところは、iDeCoで買える商品は投資信託など株式投資だけではありません。

      iDeCoで買える投資商品

      • 元本保証型定期預金
      • 投資信託
        • 全世界株式インデックスファンドなど
      • リート
      • 債権

      値動きが怖いのなら株ではなく、「元本保証型定期預金」で運用すれば問題ありません。

      元本保証型の定期預金なので元本割れリスクを負わず、掛金全額所得控除などのiDeCoの節税効果を得ることができます。

      「iDeCo」は「NISA」とは違い、買える商品の種類が大きいのも大きなメリットと言えるでしょう。

      手数料は証券会社によって違いますが、楽天証券やマネックス証券などネット証券で申し込むことで、手数料最安で有料商品を購入することができます。

      「iDeCo」は「iDeCo口座内」で資産配分を調整するのがオススメ

      株3割:債権7割のように自由に調整できます

      iDeCoはiDeCo口座内で資産運用をして年金を作りますが、iDeCoによってもらえる年金は運用成績によって変動します。

      リスク許容度の範囲内で投資商品を購入したり定期預金を選択しましょう。

      とはいえ、基本的に20年以上の長期投資を前提とするなら「全世界株式インデックスファンド」などに分散投資することでリスクを限りなく抑えることができます。

      くらま

      iDeCoで投資信託に投資した場合は元本割れの可能性もゼロではない

      しかし10〜20年単位の長期分散投資によってリスクを抑えることが可能

      どうしても元本割れの可能性を排除したい場合は「元本保証型定期預金」を選べば問題ない!

      元本保証型定期預金は資産が増えることはないが、減ることもなくiDeCoの「掛金全額所得控除」による節税も可能!

      勘違い②:不足の事態に備えて60歳まで引き出せないのは嫌だ?

      iDeCoの資金拘束は強い

      一度始めると60歳まで辞められず毎月最低5,000円の掛金を拠出しなくてはならない

      しかし老後資金は誰もが絶対に用意しないといけないお金のため、iDeCoをしてもしなくても老後資金の用意は必須

      「子供」「家」「車」「転職」「仕事」など、何が起こるか分からないから資金拘束されるのは嫌だ…という意見は確かにあると思います。

      ではなぜ僕は資金拘束のデメリットを受け入れてまでiDeCoを運用していると思いますか?

      それは、iDeCoは老後資金形成のための制度だと考えているから。

      iDeCo=年金

      年金は定年した60歳(65歳)以降に使うもので、30〜40歳の時に使うものではありませんよね。

      そのため「日々の生活で不足の事態に備えるお金」と「老後資金」はそもそも別物。

      誰もが老いる以上、老後資金は絶対に誰もが必要なお金です。

      そもそも年金として運用しているので、途中で引き落とせなくて当然の話。

      どうせ必要な老後資金を自力ではなく、節税投資制度で作っていると考えればこんなに良い制度はありません。

      資金拘束されることは実はメリット!

      iDeCoは老後資金の制度であり、税制優遇もされるけれど資金拘束もされます。

      そして60歳までの資金拘束されることがデメリットと考えられがちですが、実は資金拘束されることはメリットにもなり得ます。

      途中で止めることができず、引き出せないので、たとえ浪費家であっても強制的に60歳まで資産運用を続けることができます。

      現在30歳の人が月20,000円を、年間3%の利回りで30年間資産運用した場合…

      なんと資産は1,388万円
      (元本720万円:運用利益668万円)

      投資は時間を味方に付けることで強力な武器になります。

      月々たった20,000円ですが、時間を味方に付けることでこのような成果を期待できるので早めに始めてくださいね。

      これだけのお金があれば、老後資金の足しになるはずです。

      iDeCo加入中に死亡や障害状態になってしまった場合は、60歳前でも資産を引き出せるようにも配慮されています。

      要件は様々なので、気になる人はご自身で適用範囲を確認してみてください。

      くらま

      iDeCoは老後資金形成のための制度

      老後資金はiDeCo加入有無に限らず、誰もが全員用意しないといけないお金であり、その老後資金を30〜40代であてにするのは間違っている

      どうせ必要なお金なら、税制優遇されるiDeCoで運用するのがお得!

      勘違い③:40代〜50代でiDeCoを始めるのは遅い?

      iDeCo加入可能期間:20歳〜64歳
      iDeCo運用可能期間:20歳〜75歳

      特に運用は75歳まで行えるので、40代〜50代からiDeCoを始めても遅くない!

      iDeCoを始めるのは20代〜30代ならまだしも、40代50代は遅いんじゃない?

      このように言われることがありますが、全然そんなことありません。

      iDeCoは年々適用範囲が拡大している

      加入期間は以前までは「20歳〜59歳」までの加入でしたが、

      現在は「20歳〜64歳」まで範囲拡大しています

      運用期間は以前まで「20歳〜70歳」まででしたが、

      現在は「20歳〜75際」までできるようになりました

      そのため、現在40代〜50代でも加入期間&運用期間に余裕が十分あるので検討の余地があるでしょう。

      長期投資は10〜20年はするようにしてほしいですが、55歳から始めても75歳まで運用することができるので問題ないと考えています。

      いやいや…75歳まで資産運用って平均寿命は「男81歳」「女87歳」だよ?

      現時点ではこのように言われていますが、医療発達によって健康寿命は伸び続けています。

      老後資金を貯めても早く死んでしまったら意味が無い!という早死にリスクを考えるのと同じくらい、長生きするリスクも考えてください。

      想定以上に長生きした時にお金がないと当然ですが困りますよね。

      お金がないと施設に入ることもできませんし、最適な医療行為を受けることもできないかもしれません。

      年を取ったら相部屋ではなく、個室でリラックスして治療したいと思うかもしれませんが、それにもお金が必要になるので老後資金は貯めておきましょう。

      iDeCoは75歳まで運用することができるので、40代〜50代から始めても遅いということはありません。

      くらま

      iDeCo加入可能期間:20歳〜64歳
      iDeCo運用可能期間:20歳〜75歳

      特に運用は75歳まで行えるので、40代〜50代からiDeCoを始めても遅くない!

      勘違い④:恐怖の特別法人税が復活するかもしれない?

      特別法人税とは資産額に対して毎年1.17%課税されるもの。(凍結済み)

      1999年に凍結されている制度だが、これが復活する可能性は限りなく低いと考えている

      万が一特別法人税が復活したら、iDeCoのメリットはとたんに無くなってしまいます。

      特別法人税については、一般社団法人日本経済団体連合会等の関係団体がこれまでも「凍結ではなく撤廃」の要望を出していますが、未だ撤廃に至っていません。

      万が一これが復活すると、iDeCoの運用時部分非課税が、課税されることになる恐怖の制度になります。

      しかしこれは以下の理由から、復活する可能性は低いと考えています。

      特別法人税が復活しなく、iDeCoで適用されないと感じている理由

      • 二重課税
        • 退職所得控除で溢れた部分を課税されているのに、運用時も課税すると二重課税になる
        • 課税しすぎ
      • 自助努力を求められている
        • 少子高齢化の日本において国や会社が何でも面倒見るのではなく、老後資金などを自分で用意してほしい考え作られたのがiDeCoや積立NISA
        • 特別法人税が復活する場合、制度の基本理念と逆行することになる
      • 逃げ場がない
        • iDeCoを元本確保型商品で運用している人は多い
        • 特別法人税が復活して、資産額に対して1.17%を課税すると多くの人が赤字になってしまう
        • そんなことは流石にしないはず

      特別法人税のヤバいところは資産額と課税額が比例することです。

      資産が増えれば増えるほど課税額も多くなりますし、iDeCoは60歳まで引き出せないので、最悪の制度になってしまいますよね。笑

      流石にそんなことを政府はしないと思いますし、特別法人税が復活する可能性は限りなく低いと考えているから、僕はiDeCoをしています。

      くらま

      自助努力を求めている現代において特別法人税の復活はまずない

      勘違い⑤:節税部分の改悪があるかもしれない?

      節税の前提条件が変わる可能性は低いと考えている

      先進国日本は法整備も整ってることや、iDeCoは「国」「銀行」「企業」「一般人」など多く人が関わっているので、後から内容を改悪される可能性は低い

      iDeCoよりも先に特別口座などでの課税が改悪されると思っている

      iDeCoは現状「年金」または「一時金」。もしくは「年金 + 一時金」の受け取り方があります。

      中でも「一時金」として受け取ることで、退職所得控除を利用できるようになり節税がかなりできるようになるのでオススメ。

      退職所得控除は強力な節税効果があるので、出口で課税されるといっても、強い節税効果を得られます。

      »iDeCoで理解必須の退職所得控除の詳細解説はこちら

      iDeCo適用範囲の拡大

      • 専業主婦も加入できるようになった
      • 公務員の月最大拠出額が12,000円から、20,000円に増額された
      • 企業型確定拠出年金の加入者も、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになった

      このように加入できる範囲を広げていますし、国は国民の老後資金などお金の自助努力をしてほしいと思っているからこそ、このように対象範囲を拡大しています。

      そんな状況でiDeCoを改悪することは考えにくいです。

      改悪するなら「特定口座」が先!

      突然ですが、お金持ちは何で資産運用していると思いますか?

      「積立NISA」や「iDeCo」でしょうか?

      これらも行っているかもしれませんが、お金持ちの人からしたらこれらの制度で投資している金額は微々たるものでしょう。

      • 積立NISA
        • 拠出可能金:毎月33,333円
      • iDeCo 
        • 拠出可能金:毎月12,000円〜68,000円

      どちらも行っていたとしても、最大毎月約45,000円〜100,000円ほど

      お金持ちはこれだけではなく、特定口座でたくさんのお金を運用して利益を出しています。

      だから「iDeCo」や「積立NISA」が後から改悪される可能性は限りなく低いですし、改悪されるにしてもまずは「特定口座」の課税改悪が先になるでしょう。

      くらま

      iDeCoや積立NISAが後から内容を改悪される可能性は低い

      それよりも特別口座の課税改悪が先だろう

      積立NISAやiDeCoは改悪の可能性が低い投資制度!

      まとめ:iDeCoは批判されることもあるが、やるべき投資方法!

      本記事の内容

      iDeCoは口コミでは「60歳まで資産拘束されて嫌だ」「40〜50代から始めても遅い」などと言われて、実際に始めている人は少ないです。

      しかし、やるだけの旨味は充分にありますし、強力な資産形成制度なので使わない手はありません。

      僕はiDeCoを使っていますし、友人や家族にも自信を持ってオススメできる制度です。

      公的年金の受給額も減ってきているので、iDeCoで老後資産を作りましょう。

      そもそもiDeCoは年金制度なので、年金(老後)のためのお金を30代〜40代で使おうとするのは大前提としておかしい

      運用可能期間が20歳〜75歳までなので、55歳から始めても20年間運用できる!

      くらま

      資金拘束も、そもそも老後資産形成の為の制度なので気にならない

      老後資金はiDeCoに加入していても、していなくても必要なもの!

      どうせなら優遇税制のiDeCoで運用した方がお得!

      少しでも参考になったら嬉しいです


      iDeCo(イデコ)はやらないほうがいい?批判を踏まえてもやるべき5つの理由

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