
一人暮らし年代別の平均貯金額
貯金額について話す機会は少ないので、自分の貯金額が周りと比べて多いのか少ないのか分かりにくいですよね。
今回は、一人暮らし年代別に平均貯金額を解説していきます。
自分以外の世間の人たちの数値が分かるので、目指すべきざっくりとした貯金額や現実が分かるようになるでしょう。
なんとなくではなく、数値として現実を把握するのはとても重要なこと。
自己紹介


一人暮らしの年代別貯金額
一人暮らしの年代別の貯金額
全ての年代で貯金額が少ない…
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]平成30年調査結果」2,500世帯サンプルから各世代の貯金額についてお話していきます。
貯金ゼロ円の人も含めた金融資産保有額
世代 | 「平均」貯金額 | 「中央値」貯金額 |
---|---|---|
20代 | 128万円 | 5万円 |
30代 | 317万円 | 40万円 |
40代 | 657万円 | 25万円 |
50代 | 1,043万円 | 100万円 |
60代 | 1,613万円 | 500万円 |
いかがですか?貯金ゼロ円の人も含んでいるとは言え、どの年代も貯金額が少ないですよね。
次は貯金ゼロ円の人を「含まない」金融資産保有額についてお話していきます。
「平均値」とは全ての数値を平均した数値であるため、一部の極端な人の数字も反映されてしまいます。
例えば「貯金1億円の人」と「貯金100万円の人」が一人ずついた時の「平均貯金額は5,050万円」になりますが、これは正直参考にならないデータですよね。
平均値はデータの参考にはなりにくい。
「中央値」とは、数値が小さい方から並べた時に真ん中になるものであり、「平均値」のように極端な数字の影響を受けにくい数字です。
今回の場合は中央値のデータが参考になります。
貯金ゼロ円の人を「含めない」金融資産保有額
世代 | 「平均」貯金額 | 「中央値」貯金額 |
---|---|---|
20代 | 239万円 | 85万円 |
30代 | 533万円 | 250万円 |
40代 | 1,177万円 | 500万円 |
50代 | 1,762万円 | 711万円 |
60代 | 2,218万円 | 1,100万円 |
このデータでは貯金ゼロ円の人を「含めない」データなので、先程より貯金額は増えています。
皆さんはどうでしたか?
これらのデータに当てはまりましたか?
次はこれらを深堀して、データから貯めるべき額を考えていきます。



貯金ゼロ円の人を「含めない」金融資産保有額の場合、ある程度の貯金額がある
「中央値」ではなく「平均値」の貯金額を目指すべき


「中央値」ではなく「平均値」の貯金額を目指すべき!
中央値は一部の極端な人のデータの影響を受けにくいので参考にしやすい数値です。
しかし自分が貯金すべき貯金額については、中央値を参考にして安心してしまうと「周りと一緒だから安心」してしまう可能性があります。
しかし貯金額は周りと一緒は良くないですし、全く安心できません。
中央値で安心するのではなく、人より一歩抜き出る必要がありますし、年金問題もあるので貯金額は中央値ではなく、少しでも多い平均値を目指しましょう。
僕はこの手のデータは現実に近い信憑性があるのは中央値だと思いながらも、平均値の貯金額を目標にするべきだと考えています。



「中央値」ではなく「平均値」の貯金額を目指すべき!
まとめ:貯金額は周りと同じでも全く安心はできない
本記事の内容
一人暮らしの年代別貯金額を見てきましたが、どうでしたか?
自分のほうがたくさん貯金あった!
自分は周りより貯金が少ないや…。
などと様々な感想があったと思いますが、これから節約を徹底すればいくらでも挽回できます。
まずは自分の現状を把握して、目指すべき貯金額を知り、日々の節約生活をしていきましょう。
特に僕ら若手世代は年金問題を含めた老後問題もありますし、貯金を今のうちから貯められるように生活水準の見直しを行うことが大切です。



貯金額は周りと同じでも全く安心はできない
「中央値」ではなく、「平均値」の貯金額をまずは目指していきましょう
少しでも参考になったら嬉しいです