
貯金ゼロの50歳でも資産形成できるの?
貯金や投資は若い時からしていれば有益だけど、50歳で今更しても遅いんじゃない?
こんな疑問に答えます
結論!間に合います!
これはお世辞とか鼓舞のためではなく、計算上問題なくできると考えています。
質問いただいた方は50歳で貯金ゼロを悲観していたかも知れませんが、50代こそ環境的に貯金しやすいので大丈夫。
今回は具体的な数字や考え方を用いて、貯金ゼロの50歳でも老後資産形成はできる!ということをお伝えします。
自己紹介


【現状把握】50代の金融資産の中央値
貯金を始める前に、まずは周りの現状を把握しましょう
「平均値」ではなく「中央値」で、各世代の金融資産を把握します
令和元年調査に行なわれた家計の金融行動に関する世論調査から、50代の金融資産保有状況を確認。
単身世帯(中央値)
50代 | 資産中央値 30万円 | 金融資産なし 41% | 1,000万円以上 20.2% | 3,000万円以上 8.6% |
60代 | 資産中央値 300万円 | 金融資産なし 29.4% | 1,000万円以上 32.2% | 3,000万円以上 13.4% |
2人以上世帯(中央値)
50代 | 資産中央値 800万円 | 金融資産なし 13.3% | 1,000万円以上 42% | 3,000万円以上 13.8% |
60代 | 資産中央値 875万円 | 金融資産なし 18.3% | 1,000万円以上 46.7% | 3,000万円以上 19.6% |
この調査結果ですごいのは、50代の二人以上世帯の半分以上は1,000万円以上を持っていますが、13.3%の人は資産0円ということ。
50代以降になると、金融資産をたくさん持ってる人と持ってない人は大きく分かれます。
貯金することが当たり前だった人は20代ころからコツコツ貯めていて、貯金がない人はお金があればある分だけ使ってしまっていたからです。
お金を使うことは悪いことではありません。
お金を使った分だけ遊んだり、欲しいものを買ったり思い出ができたはずなので後悔はないことでしょう。
楽しむことはできたけど金融資産だけがない状況なので、ここから先は貯金をするという覚悟が必要です。
ちなみに二人以上世帯の人は半分以上が1,000万円以上を持っていますが、3,000万円以上持っている人も全体の13.3%もいるんです。
金融資産額もすごいですが保有割合が多いことにも驚きますよね。
この調査結果から50代〜60代にもなると、持っている金融資産の差がとても開いていることが把握できました。
次の章からは実際に貯金ゼロ50歳が老後資金を貯めるための僕なりの考え方をお伝えします。
貯金ゼロから老後資金形成するための前提条件を設定
- 働いてること
- 50歳の年収中央値は約430万円
- 手取りは340万円のため、年間手取り340万円と仮定する
- 年金をちゃんと納めている人
- 年金未納者ではないこと
- 貯蓄目的は老後資金形成のため
この前提で、僕が貯金ゼロの50歳だったらどうするか具体的にお話しします。
生活費は人それぞれ異なり一律で考えることが難しいので、ご自身で計算してくださいね。



二人世帯50代の半分以上は1,000万円以上を持っているが、13.3%の人は資産0円
しかし50代は既に「住宅ローン」「子供の教育費」などが終わっている場合もある
大きな支出は終わっていることも多いので、50代は独身時代並みに貯蓄できる大チャンス!
働き方を見直すことで、50歳貯金ゼロから老後資産形成できる


貯金ゼロから老後資金形成するために…働き方を一度見直す
今までの仕事が「体力的にも」「精神的にも」「待遇的にも」問題ないのであればそのままでいいかも知れません。
しかし何かしらの問題があるのであれば、50歳を機に別の仕事を検討することもオススメ。
そして「どう働くか」「いつまで働くか」といった根本的なことも一度考えてみてください。
- 収入を上げるか無理なく続けられる仕事をする
- 専業主婦(主夫)の人はアルバイトや正社員で働く
- 個人事業主として自分のペースで働く
- 定年を超えても70歳まで働く
- 年金を増額して受け取る方法



50歳は生活環境も体力面も若い頃とは違うため、仕事について考える良い機会
①:収入を上げるか無理なく続けられる仕事をする


労働は貯蓄を増やす最も再現性のある手段
貯金するためには当然収入を得なくてはいけません。
収入を増やすために昇進や転職するために頑張ったり、
体力的にも精神的にも問題ない仕事に就くことを検討することも大切です。
本業で昇進や転職が難しいのであれば、副業によって収入を上げて貯蓄額を増やしてください。
幸いにも現代はインターネットを使った副業がいつでもどこでもできます。
もちろんインターネットの副業にこだわらず、休日にアルバイトをしてもOKですし、自分の興味のあることをアルバイトや副業で行うと本業の気分転換にもなりますよ。



収入を上げるか、無理なく続けられる仕事をする
②:専業主婦(主夫)の人はアルバイトや正社員で働く


共働きはシンプルに世帯収入が増える
結婚しているのであれば稼ぐ人は一人ではなく、二人の二馬力にしてください。
僕だったら絶対にそうします。50代は子育ても一段落している場合も多いですし、共働きをすることは環境的には難しくないはず。
正社員で働いても、まずは扶養範囲内のアルバイトから始めても良いでしょう。
仮に扶養範囲内のアルバイトでも年間手取り100万円にはなるので、これはとても大きいです。
50歳から65歳までの15年間扶養範囲内でアルバイトをするだけで合計1,500万円も貯蓄可能額が増えています。
有資格者であればその資格を活かして働くことで、正社員はもちろんアルバイトでもそれなりの時給をもらえるのでオススメ。
もし資格を持っていないのであれば、やってみたいことや興味のある仕事をするようにしましょう。
仕事は長く続くことが大事なので、イヤイヤやるよりも興味関心ある仕事の方が続けやすいです。
短時間でも働くことで人生や生活のメリハリが生まれるので、積極的に労働収入を得ていきましょう。
50歳から正社員になんてなれないだろ…
このような考えの人もいるかも知れませんが、人手不足の業界であれば50歳から正社員になることも全然可能です。
例えば介護業界。
僕は昔、介護施設で働いていましたが50〜60代の人が介護施設で働きながら資格取得してイキイキ働いていました。
介護職
「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」は受験資格要件が無いので働き始めてすぐ勉強して…
その後3年間の実務経験を積んで国家資格である「介護福祉士」の資格を取るのはどうでしょうか?
かなり再現性が高いと思いますし、実際にやっている人も多いです。
世の中には数多くの仕事がありますが介護職は人手不足であることや、日本が少子高齢化社会なので一生必要とされる仕事でしょう。
仕事を失って食いっぱぐれることが無くとても安定していることや、
資格を使う専門職のため一度離職しても再就職しやすいこともメリットです。
介護職以外では、飲食店やスーパーで働くこともオススメ。
まかないで食費を浮かすことができたり、社員割引でスーパーで安く購入することができるので支出を抑えることに直結します。
週2〜3回や扶養範囲内で働くだけでもだいぶ収入が増えるので、ぜひ検討してみてください。
仮に不要範囲内のアルバイトでも年間手取り100万円だと仮定して
50歳から65歳までの15年間で100万円×15年=合計1,500万円も貯蓄に回せるようになるので、短時間でも働いてみましょう



共働きをすることは貯蓄を増やすために超有効!
扶養範囲内でも良いので、継続的に働くことが大切です
③:個人事業主として自分のペースで働く


個人事業主は定年が無く、税制的にも有利
収入を増やすために、事業所得を狙って個人事業主としても働くのもオススメです。
僕の場合はYouTuberとして個人事業主になりましたが、別にYouTubeやブログだけが副業・個人事業主ではありません。
周りのダブルワーカーは本業に関連することを副業にしていたり、自分のできる範囲で個人事業主として働いているのでまずは探してみましょう。
「本業名・職種名」「副業」で検索すると、自分では思いつかなかった副業が見つかるかも知れません。
そして実は個人事業主は税制的にとても有利なんです
個人事業主として稼いだ分には、社会保険料を支払う必要がないのでかなり美味しいですよね!
会社員収入「500万円の人」
会社員収入「400万円」+個人事業主収入「100万円」
この場合では、後者の方が手取りが多いんです。
そして個人事業主は働く期間やペースを自分で決めることができるので、細く長く続けやすいです。
50代になると足腰体もキツくなるので無理をし過ぎないというのが重要。
働くことは一番再現性のある稼ぎ方なので、無理なく楽しく継続できることを仕事にしましょう。



個人事業主は定年が無く、税制的にも有利!
④:定年を超えても70歳まで働く


働いている期間は老後資金を取り崩す必要がない
老後資金というのは「受け取れる年金(収入)」と「生活費(支出)」の差額に備える資金です。
働いている期間は基本的に収入が支出を上回っているので、定年を超えても働き続けることで資産は増えていくでしょう。
少なくとも働いていることで資産が減っていくなんてことはありえません。
…そんなに働きたくないよ!と思っている人に最近聞いたニュースを一つ紹介させてください。
「働くことが好き」
マクドナルド店員:日本最高齢93歳で週4回夜勤
2019年から勤務を続けている93歳のアルバイトは「働くことが好き。一緒に働く仲間の存在がとても大きい」とやりがいを語っていました。
93歳でも働いているってすごいですよね。
そして働いている60歳以上の約3割が、70歳以降も働きたいと回答しているそうです。
定年を超えても…70歳を超えても働きたいと思っている人は大勢いて、その環境も整ってきました。
シルバー人材センターなどでも高齢者を募集していますし、働き先は増えてきてます。
65歳過ぎてまで働きたくなんてないよ…と思う場合は、それまでに老後資金を蓄財できるように稼いで貯金を頑張るしかありません。
長期間ゆるく働いてお金を稼ぐか
短期間でガッツリ働き蓄財するか
このどちらかしかないでしょう。
高齢者が意欲的に働いていることは好意的ですが、これは「働きたいから働いているのか」「働かないと生活できないから働いているのか」は問題としてあります。
「経済的には働かなくても良いけど楽しいから働いている」という状態が理想なので、それを目指して今から頑張りましょう!



定年後も働く…働いている限りは老後資金を取り崩す必要がない
⑤:年金を増額して受け取る方法


年金を繰り下げ受給することで増額して受け取ることができる
5年間受け取るのを遅らせると…年金受け取り金額が42%も増える!
定年後…65歳過ぎても働いていたら老後資金を使う必要がないので、年金の繰り下げ受給制度を活用できます。
年金は原則65歳から支給されますが
60歳〜受け取り開始できる「繰り上げ受給」
65歳〜75歳で受け取り開始できる「繰り下げ受給」
「早くもらう繰り上げ受給」と、「遅くもらう繰り下げ受給」を選ぶこともできます。
受け取る金額を1ヶ月遅らせるごとに0.7%増えるので、5年遅らせると42%も受給額が増えることに。
65歳過ぎても働くことで老後資金に手をつけなくて良いことや、年金を遅くもらう繰り下げ受給もオススメです
5年間繰り下げるだけで42%受給額が増えるので、自分で用意必要な老後資金もだいぶ減ることでしょう。
自分の好きな仕事や、体の負担にならない仕事をゆるく続ける人は多く、僕の祖父母おも農家をずっとやって働いていました。
僕も65歳以降もやりたいことがあるので、がっつり働きます。



年金を繰下げ受給することで増額して受け取ることができる
5年間受け取るのを遅らせると…年金受け取り金額が42%も増える!
生活レベルを落とすことで、50歳貯金ゼロから老後資産形成できる


貯金ゼロから老後資金形成するために…今までの生活を見直す
今までかけていたお金は適切だったのか。
もっと安い金額で同じサービスを受けることはできないのか。
など、貯蓄を増やすために生活の見直しを行いましょう。
今まで貯蓄ができなかったので、同じようにしていては今後も貯めることが難しいです。
絶対に節約できる箇所はあるので、考えることが大事です。



貯蓄するために今までの生活を見直す
①:50代は支出を自由にコントロールしやすい


50代は独身時代並みに貯金しやすい
今まで貯金できなかった50代の皆さんも安心してください。
貯金ゼロの50代でも老後資産形成が間に合うと思っているのには理由があり、実は50歳って独身時代並みに貯金がしやすいんです。
「子育て」「結婚式費用」「車ローン」「住宅ローン」など、大きな支出が終わっている場合も多いですよね。
今までは支払わないといけないお金があったから貯金できなかったかも知れませんが、それらはもう支払い終わっています。
これからは出ていくお金が少なくなるので、今までよりも貯金できるようになりますよ!
お金の貯めやすい3つの時期
- 独身時代
- 子供なし共働きの時
- 子育てが終わり、子供が自立した時
- 50代はちょうど今ここ!
50代はお金を貯めやすい最後のチャンスです。
この機会を逃すことなく節約によって支出を減らし、副業やダブルワークで収入を増やして蓄財を加速させていきましょう。



50代は各種ローンなど大きな支出を完済している
これからは必然的に出ていくお金が減るので、蓄財を加速させましょう
②:車を手放す:台数を減らす


車は本当に必要ですか?
僕の実家はゴリゴリの田舎で、完全に車社会でしたし、一人一台が当たり前の環境でした。
そんな田舎に住む両親は以前は二人で二台持っていましたが、現在は二人で一台にしていました。
聞いてみたら実は二台持っていても一台しか使っていなくて、車を二台同時に使用することはほぼ無かったそうです。
車を一台無くすだけで…
- 車検
- 修理費
- 保険費
- 駐車場
- 自動車税
- 自動車重量税
- 買い替える本体費用
これらが一台分全てなくなるので、節約に大きな影響があります。
みなさんが住んでいる場所はどこでしょうか?
最寄り駅まで徒歩1時間ほどかかり、バスもあまり通っていない地域ですか?
車が必要な地域もあると思いますが、家族の人数分の車を持つ必要が本当にありますか?



車はとても費用がかかるモノ
住んでいる場所的に本当に車がないと生活できませんか?
車が必要な地域だとしても家族の人数分の車を持つ必要は本当にありますか?
③:家賃を下げる:引っ越しも検討


賃貸派の特権として、家族の人数に応じて引っ越すことができる
持ち家の人は引っ越しは簡単なことではありませんが、賃貸派の特権として家族人数の変化や家庭環境によって住まいを変えることができます。
子供がいる時は音などを気にして広めの家に住みますが、子育てが終わり子供が一人暮らしをし始めたら、その広さでは広過ぎますよね。
- 子育て中=3LDK
- 子育て終了=1〜2LDK
夫婦二人暮らし
このように家族人数や家庭環境に応じて引っ越せることも、賃貸派の特権でしょう。
同じ地域内で適切な広さの家に引っ越す。
地域そのものから引っ越して、田舎で家賃を抑えることもできます。



家賃はとても大きい支出なのでよく考えることが大切
子供がいる時の家の広さは、子供が一人暮らしを始めたら広すぎる家になる
④:携帯料金を下げる:格安SIMにするだけで数千円節約


スマホの通信料は月2,000〜3,000円以下にできる
現在のスマホ通信料はいくらですか?
大手3大キャリアを使っている人は、月8,000円ほど支払っていることも珍しくないでしょう。
しかしこれは高額過ぎます。
スマホの通信料は一度会社を変更するだけで、それ以降ずっと安くなるのでなるべく早く手続きをしてください。
「UQモバイル」や「楽天モバイル」など安いスマホ通信会社はたくさんありますが、「楽天モバイル」がオススメ。
「楽天モバイル」にすることで「楽天カード」のポイント還元率が高まり、楽天経済圏をさらにお得に利用できるようになります。
通信料も3,000円ほどで、楽天ポイントも使えるので文句なしでオススメ!
今までスマホに月8,000円くらい支払っていた人は、ほんと今すぐに変えてください。
スマホ通信料を月2,000〜3,000円にすることは誰にでもできるので、あとはやるかやらないかだけです。



スマホの通信料は月2,000〜3,000円以下にできる
それ以上支払っている人は、「楽天モバイル」にするなどで料金の見直しを!
⑤:社会人になった子供へのお金を見直す


社会人になった子供への支援は一定のところで線引きする
子供は可愛いので無尽蔵に教育資金などをかけてしまいますよね。
子供の間はたくさん教育や経験にお金を使うことは良いですが、問題は社会人になった子供への金銭的支援です。
子供が社会人になった後も金銭的支援をしてしまい、自分の老後資金が貯まってないという人が結構います。
お金をせびられていたり、実家に住み続けているのに家賃や食費を払ってもらえないなどによって、自分たちのお金を失っている状況ですね。
このような社会人になった子供への金銭的援助が、自分達の蓄財の逆風になっている場合があります。
あるところで一定の線引きをしましょう。
例えば実家に住むなら「生活費50,000円」入れてもらうとかしないと、自分たちのお金が危うくなります。
高齢になるほどいつまでも稼げるわけではないので、子供への金銭的支援は程々にしましょう。
子供は若いからこれからですが、親は高齢になり体も無理できなくなってきますからね。
自分達の老後資金のためにも、今のうちから社会人になった子供への支援は程々にしてください。
今まで立派に子育てされきたので素晴らしいんですよ。
これからは子供のことは子供自身でなんとかしてもらい、自分達は老後資金の蓄えしていきましょう。



社会人になった子供への支援は一定のところで線引きする
子供への支援が自分達を苦しめてしまう
⑥:年金受取額と同レベルの生活水準にする


年金受給額レベルの生活費で生きていければ…老後の蓄えはいらない
今のうちから年金受給額と同じレベルの生活水準にしてみましょう。
低い生活費に慣れておくことで、必要な貯金は確実に減ります。
もしこれで生活できるなら…老後の蓄えは不要!
老後2,000万円問題の内訳は
もらえる年金額と
過ごしたい生活費のギャップのお金が2,000万円ということ
もらえる年金額内で生活できるのなら、そもそも老後資金の準備は不要ですよね。
今までお金を蓄えることをせず、現在の労働収入も少ないのであれば、高い生活レベルを求めるのは身の丈に合っていません。
今のうちから低めの生活水準に慣れることで老後資金問題の多くは解消されるでしょう。



年金受給額レベルの生活費で生きていければ…老後の蓄えはいらない
50歳〜65歳までの手取り20〜25%を蓄財することで、50歳貯金ゼロから老後資産形成できる


貯金ゼロから老後資金形成するために…手取りの20〜25%を蓄財しましょう
ここまで少し内容が多かったですよね、お疲れ様でした。
「働き方」や「生活レベル」について話してきましたが、これらを実践すると収入と支出の差が生まれるので、貯蓄できるようになります。
ここからは具体的にいくら貯蓄していけば良いのかをお話ししていきます。
- 単身なら20%
- 二人世帯なら25%
貯金だけでなく投資も活用して資産を増加させていきましょう。
初心者向けに分かりやすく「現金」と「株式」で考えていきます。
ポートフォリオとしては現金50%:株式50%で積み立てていきます。
このポートフォリオは「カウチポテトポートフォリオ」と言い、とても分かりやすくお手軽にできる投資手法。
「カウチポテトポートフォリオ」の詳細解説はこちら



貯金ゼロから老後資金形成するために…手取りの20〜25%を蓄財する
そして現金50%:株式50%のポートフォリオを作る
①:単身世帯貯蓄率20%:15年後1,132万円


50歳~65歳までの間に手取り340万円の20%=
年68万円を老後資金に充てると…
結論:15年間で1,020万円お金を残せる
内訳や投資内容は…
- 50歳〜65歳までの15年間で
- 1〜3年目までに貯金204万円(年68万円×3年)の生活防衛資金(6ヶ月分)を用意する
- 4年目以降に毎年34万円を現金:34万円を積立NISAの投資信託に充てると…
- 全世界株式に投資をして年平均3%成長する想定で
- 生活防衛資金204万円
- 現金408万円
- 株式520万円(70歳まで保有続ける長期運用)
- 合計1,132万円になる可能性が強いです
現金だけで貯蓄していると15年間で1,020万円でしたが、投資を絡めることで1,132万円まで増えました。
積立NISAは20年間活用できるので、その枠を毎年投資すればもっと資産が増えていくでしょう。
投資・インデックス投資をまだしてない人は、まずは僕のブログやYouTubeで勉強してみてください。
特に積立NISAは、やらない理由がないくらい税制面でも制度的にもお得な投資です。



年68万円の蓄財を15年間続けると1,020万円になる
投資を少し絡めることで、1,132万円にまでなる可能性がある
②:2人世帯貯蓄率25%:15年後1,786万円


50歳~65歳までの間に、手取り440万から年110万円を老後資金に充てると…
(1人正社員で手取り340万円+、1人がアルバイト扶養内手取り100万円想定)
結論:15年間で1650万円お金を残せる
内訳や投資内容は…
- 50歳〜65歳までの15年間で
- 1〜3年目までに貯金330万円(年110万円×3年)の生活防衛資金(6ヶ月分)を用意する
- 4年目以降に毎年55万円を現金:55万円を積立NISAの投資信託に充てると…
- 全世界株式に投資をして年平均3%成長する想定で
- 生活防衛資金330万円
- 現金660万円
- 株式796万円(70歳まで保有を続ける長期運用)
- 合計1,786万円になる可能性が強いです
投資は実際に始めている人は少数派ですし、積立NISAやiDeCoは、政府お墨付きの非課税投資制度です。
やるだけで、やっていない人より何歩もリードできます!
投資は短期視点で見ないで、基本的に20年という長期間運用を前提に始めてくださいね。
株式投資は全世界への分散投資を20年間継続することで、負ける可能性はほぼありません。



年110万円の蓄財を15年間続けると1,650万円になる
投資を少し絡めることで、1,786万円にまでなる可能性がある
まとめ:50代で貯金ゼロ円でも老後資金形成はできる!
本記事の内容
50歳貯蓄ゼロでも、老後資金形成は可能というお話をしていきました。
50歳〜65歳までの間に
- 毎年68万円蓄財すると投資も少し絡めて:1,132万円
- 毎年110万円蓄財すると投資も少し絡めて:1,786万円
ここまで金融資産を準備できれば老後の悩みも少なくなりますし、年金受給や老後もできる仕事収入を含めたらかなり金銭的余裕があります。
具体的な数字によって、50代貯金ゼロ円でも老後資金形成は可能ということをお話ししてきました。
あとはやるかやらないかです。
節約貯金や副業に関することは僕のYouTubeやブログでもたくさんお話ししているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
「格安SIM」「ポイントサイト」「積立NISA」など何でも良いので、まずは今日第一歩を踏み出してください。



50代で貯金ゼロ円でも老後資金形成はできる!
少しでも参考になったら嬉しいです