
会社員の収入だけで年間300万円以上貯金した、くらまさんの家計簿の考え方を知りたい!
こんな疑問に答えます。
貯金節約と家計簿は切っても切り離せません。
僕は借金ある状態で節約貯金をスタートして、今では貯金も1,000万円以上ありますが、常に家計簿を付けていました。
節約貯金をしたい人は家計簿を付けましょう。今回は「絶対に黒字」になる、「挫折」しない家計簿の考え方をご紹介します。
自己紹介


【大前提】家計簿の重要性を解説
家計簿は長期的に節約貯金を続けるなら絶対に必要
収支の把握をしないでお金を貯めるのは不可能!
収支の把握を把握をせずにお金を貯めるのは絶対に無理です。
稀に「家計簿つけてないよー。」と言っている人もいますが、その人たちは書類やデータとしての家計簿は付けていなくても、頭の中で「このくらいは大丈夫」といった判断基準があるから大丈夫になっています。
彼らは長年に渡って節約貯金を続けて、自分の収支を完璧に把握しているからこそ、もう紙に書いて家計簿を付けなくても大丈夫になっているんです。
要するに節約貯金の上級者ってことですね。
これから節約貯金を始めようと思っている初心者が、上級者の真似をして家計簿を付けずに貯金をしても失敗する可能性が高いです。
今回ご紹介する「%・割合家計簿」「ざっくり家計簿」にて家計簿を付けて、収支を把握する癖を付けるようにしてください。
家計簿をつける前のポイントは3つあります。



家計簿は節約貯金に必要不可欠!
収支の把握をしないでお金を貯めるのは不可能
家計簿ポイント①:自分にとって優先順位が「高い」支出を考える


あなたにとって大切な支出はなんですか?
まずは、あなたにとっての優先順位の高いものを把握しましょう。
ここを無理して節約しても続かないので、節約貯金を続けるために「節約しない、譲れないポイント」を把握しましょう。
絶対に譲れない支出ポイント(例)
- 家賃
- 駅近:山手線内側:独立洗面台:コンロ二台
- 食費
- 外食したい:オーガニック食品
- 趣味
- アイドル:収集:登山:自転車:旅行
- 車
- かっこいい車:スポーツカー
- 保険
- 安心のために入りたい
- 自己投資
- 資格学校
などなど、価値を感じるポイントは人それぞれなので、自分が価値を感じていて納得しているなら、誰に何を言われても関係ありません。
インターネット記事で「お金が貯められない人の記事」にて…
一人暮らしで「食費が6万」「家賃は8万」は高い!と述べられていますが、それはちょっと違うと思っています。
その人はそこに価値を感じているかもしれませんし、譲れない理由があるかも知れません。
何に価値を感じて大切にするかは人それぞれなので、雑音は気にしないようにしましょう。
ただし本当に価値を感じているなら!の話です。
他人の目線を気にしたり、見栄から出た支出は見直す必要があるでしょう。
節約は我慢大会ではないので、無理なく続けつつ生活満足度は落とさない事が大事です。
自分が無駄だと思うものに金払わないけど、価値を感じるものには払うといった支出のメリハリが大事になります。
支出は落としても、生活の満足度を落とさない!
これらを満たしてこそ、細く長く続けられる節約生活になります。
ちなみに僕が価値を感じるものものは温泉です。
温泉に入ることは大好きですし、温泉街や旅館の雰囲気も非日常を味わえて好きなんですよね。
温泉旅行に年間3回は行きたいですし、将来収入や貯蓄に余裕ができたら2か月に1度は行けるようになりたいと思っています。
僕は温泉が大好きなので温泉の優先度が高いですが、他の人からしたら温泉にお金を使うなんて勿体無いと思うかもしれません。
このように価値を感じるポイントは人それぞれ違うので自分の満足を追い求めてめOKです。



自分にとっての優先順位の高いものを把握する
「節約しない・譲れないポイント」を把握することで、無理なく続けることができる
家計簿ポイント②:自分にとって優先順位が「低い」支出を考える


自分が価値を感じないモノには1円も支払わない
先ほど「我慢しすぎは良くない」と伝えたので、じゃたくさんお金使ってもいいんだね!と思われそうですがそれは違います。
何でもかんでもお金を使うのはダメなので、使うところは使い、使わないところは使わない!を徹底しましょう。
そこで自分にとって価値を感じないモノ・コトを考えてください
僕にとっての価値を感じないモノ・コトは…
- 家
- 屋根があればいい
- 車
- 走ればいい
- 保険
- 必要最低限でいい
- 携帯
- 格安スマホで本体15,000円
- 通信料月3GBで2,000円以下でいい
- 趣味
- 一切お金を使わない
- 交際費
- 友達彼女いないから0円
やや極端かもしれませんが、僕にとって価値を感じないモノ・コトはこのようになります。
たくさん貯金するためには、ここまでしないといけないの?
このように思うかも知れませんが、そんなことありません。これを全てやると挫折するし続けることができないでしょう。
僕は続いたのは、この方面に耐性があって変人だったからです。笑
僕の真似を全てするのではなく、あなたにとっての「優先度の高い支出」「優先度の低い支出」を考えてください。
優先順位が高いものは「楽しい」「幸せ」を感じる
と分かりやすい
優先順位が低いものを考える時には、
・人に言われてやっていたこと
・他人の目線を気にして見栄でやっていたこと
これらは優先順位が「低い」モノである可能性が高いです
「優先順位が低い支出」って実はたくさんあると思うんです。
人に言われて合わせてただけで実は興味ないんだよね…。
流されて買ってしまった…。
他人の目線を気にしたり、見栄でやっている場合これらに該当することが経験上多いです。
僕も昔は興味関心がないのに高い服を買っていましたが、完全に見栄でしたね。笑
「安物に見られたくない」「毎日違う服を着ないとダサい」「〜〜円以下はオシャレではない」など、自分の価値観ではなく、他人の目線を気にしていた時期がありました。
今ではユニクロ・GUをメインに使用して、欲しければ好きなブランドを買うくらいにしています。
僕の生活を聞くと「我慢をたくさんして生活の満足度を落としている」と思われがちですが、そんなことはありません。
他人の目線を気にせず、自分の価値基準で生きられるようになったのでスッキリしました。
そして、お金を使わないから貯金も増えていくので心理的にも楽です。
「①:優先順位の”高い”支出を考える」
「②:優先順位の”低い”支出を考える」
①②を考えるときに①が多ければ多いほど家計を圧迫し、②が多ければ多いほど家計にゆとりが出ます。
これらを気にしながら家計簿や支出について考えてみましょう。



自分にとって優先順位が低い支出を考える
自分が価値を感じないモノには1円も支払わない
家計簿ポイント③:家計簿は大雑把ざっくりでOK!


綺麗な家計簿を作っても継続できないと意味がない
1円・10円単位は切り捨てたり、ルーズリーフに殴り書きでもOK!
家計簿に最も大切なことは続けることなので、適当・大雑把でOK!
綺麗な家計簿・1円単位の正確な家計簿を作っても続けられないと意味がありませんし、収支がざっくりと分かればそれで良いんです。
- ルーズリーフに殴り書き
- クレジットカードなどキャッシュレス決済して月末確認
- 自動家計簿アプリを使って月末確認
などなどざっくりでOKですし、継続するためにも大雑把につけることを推奨しています。
家計簿を付ける目的は、毎月の収支を把握するためですよね。
目的が達成できればやり方はなんでも良いんです。別にカラーペンを使って綺麗に作る必要性は全くないので、できる限り簡単にしましょう。
僕が公開している家計簿でも「1円10円単位」を出していないのはざっくり家計簿を推奨しているからです。



綺麗な家計簿を作っても継続できないと意味がない
1円10円単位は切り捨てたり、ルーズリーフに殴り書きでもOK!
絶対に黒字化する「%割合家計簿」:金額ではなく%割合で管理!


使用金額ではなく、%割合で家計簿を管理する
金額ではなく、全てを%で管理するようにしましょう。
手取りが25万円と仮定
世帯は一人なのか二人なのか。住まいは田舎か都会かは想像にお任せします。あくまで仮定です。
- 食費:20%:5万
- 通水光熱費:10%:2.5万
- 家賃:25%:6.25万
- 雑費5%:1.25万
- 車:20%:5万
- お小遣い:10%:2.5万
- 投資:5%:1.25万円(つみたてNISA)
- 貯金:5%:1.25万円(現金預金)
これにプラスして「保険」「教育費」など人によって項目が多くなります。
この中で各カテゴリーの金額や%をいじって、自分が価値を感じるところに再度振り直すと良いでしょう。
極端に食費削って娯楽に当てるとかでも全然OKです。
このように%で考えることで分かりやすいですし、100%以上に組まない限り赤字にはなりません。
支出項目が増えても100%を超えないようにすることで、黒字家計を維持することができます。
セキュリティの高いマンションに住みたいから、家賃を上げるけど、その代わりに食費を下げる
今は資産を貯めたいから、投資貯金の費用を増やして、その代わりに車を下げる。など
自分にとっての優先順位内で100%になるように調整しましょう
家計簿を付ける前に、「優先順位の高い支出」「優先順位が低い支出」を把握するのをオススメした理由はこのためです。
なお、絶対に守ってほしいのは「手取りの10%は貯金」
名著「バビロンの大富豪の教え」でも「手取りの10%は貯蓄せよ」と述べられていますが、これにはとても賛成しています。
金額ではなく、10%と割合で貯金するようにしましょう。
10%の貯金って少ないと思われがちですが、長い目で見たら以下のように大きな金額になります。
生涯賃金を2億円と仮定すると、10%貯金するだけで定年までに2,000万円も貯金できるので…
夫婦共働きだったら、4,000万円も貯金可能になります
10%が多いと思う人は、まずは1%からでも良いので貯金を始めて、追々10%貯金を目標にしてください。
僕は借金あるときからこの「%割合家計簿」を徹底していて、各支出を%で割り振り、無駄や違和感があればその都度変えることで貯金を築きました。



「%割合家計簿」「手取りの10%貯金」
これらを徹底することで、間違いなく黒字家計と資産を築くことができる!
身の丈に合った生活とは収入内で生活することだけではなく、将来のための蓄財もすること


収入内で生活するだけでは不完全
収入内で生活+将来のための蓄財もした上で生活するのが大事
家計簿を付けることで、身の丈に合った生活ができるようになります。
僕の定義する「身の丈に合った生活」とは、収入の範囲で生活するだけではありません。
これは経済が順調だったの昭和平成の常識で、令和では収入内で生活しつつも将来のために蓄財もすることが大事です。
今回紹介した「%家計簿」を使って支出をコントロールすれば、身の丈に合った収入内の生活をしつつ、貯金や投資(積立NISA・iDeCo)などを活用して資産形成も可能です。
お金に余裕を持つためには収入以上の生活をしてはダメです!
収入が1億円あったとしても、2億円使っていてはダメですよね。
ただ、なんでも節約するのではなくて自分が価値を感じているところにはお金を使い、価値を感じないところには一円も使わないようにしましょう。
支出にメリハリをつけることで、後悔は少なく、満足度は高くなります。
支出を自分で判断してコントロールすることで自分軸を持てるようになり、お金と向き合って自分を知ることもできるようになるでしょう。
また「%家計簿」「手取り10%貯金」良い点は、収入が増えると貯金や投資が増えること。
手取り25万円の10%=2.5万円
手取り30万円の10%=3万円
収入が上がった場合でも、下がった場合でもどちらにも機械的に対応できるので、貯金を継続することができます。



収入内で生活+将来のための蓄財もした上で生活することが、身の丈にあった生活
家計簿を付けることで、やるべきことが自然と分かる


%家計簿を付けたけど赤字になってしまった…
では、どうする?
%家計簿をつけても赤字になる場合もあるかも知れません。
そこは
- 自分が絶対に削れない大事なポイント
- 価値を感じているポイント
- 満足度の高いポイント
- 避けられない出費
ということになります。家族がいる人は最低限の保険料など避けられない支出もありますよね。
%家計簿を付けていても赤字になるなら、「収入を増やす」「他の支出を見直す」といった、やるべきことが自然と見えてきます。
- 正社員勤務後にアルバイトをする
- クラウドソーシングなどで副業に取り組む
- 扶養している配偶者に働いてもらう
- フルタイムの共働きをする
- 引っ越して家賃を下げる
- 行政サービスを受ける
- 格安スマホに変える
などなど、やるべきことが自然と見えてきます。
僕は借金をしている状態で節約貯金生活をスタートしました。
一年で借金を数百万返す案を考えたときに逆算して考えることで、会社だけの収入では足りないことが分かったのでアルバイトをすることで収入を増やしたんです。
「%家計簿」「勤務後のアルバイト」も並行したことで、結果として1年間で300万の貯金に成功して借金返済に充てることができました。



%家計簿を付けたけど赤字になってしまった…
では、どうする?
まとめ:「%家計簿」によって絶対に黒字の家計になれる!
本記事の内容
- 自分にとって優先度が「高い」支出を考える
- 自分にとって優先度が「低い」支出を考える
- 家計簿は大雑把にざっくりでOK!
節約貯金をするために家計簿で意識したいことは、これら3つだけです。
他人の目線を気にして流されてお金を使っていることを辞めて、自分が本当に好きなことにだけお金を使いようにしましょう。
そして毎月「何にいくら使っているか」をざっくりとで良いので把握することで、黒字家計を継続することができます。
自分のペースでやっていこう
「ウサギと亀」の童話のように、蓄財レースでも最初だけ物凄いスピードで貯金している人がネットではいますが、継続できなかったり、途中で爆発してしまう人が多いです。
僕らは目標を明確に決めてコツコツ積み上げていけば良いですし、それが大きな財産を築くことに繋がっていると考えています。
SNSや他の人は気にせず、自分のペースを守りながら節約貯金を続けてください。
繰り返し言いますが、節約貯金は長期間続けることがとても大切なことで、手取りの10%を貯金するだけでも長い時間で見ると数千万円という財産を築くことができます。
他人を気にせず、無理せず、細く長く続けていきましょう。



①:自分にとって優先度の「高い」支出
②:自分にとって優先度の「低い」支出
③:家計簿は大雑把でOK
黒字家計簿を維持するために意識することはこれら3つだけ!
少しでも参考になったら嬉しいです